一眼レフカメラやミラーレスカメラを使いこなせたらかっこいいですよね。
千里の道も一歩から、使いこなせるようになるまでにはコツコツ上達していく必要があります。
ところがそのカメラの最初の一歩もどうやって踏み出せばよいかわからないと悩んでいませんか?
実は一眼レフカメラを使い込んでいくためには、すべてをカメラ任せにするオートモードだけの操作から卒業する必要があります。
この記事では一眼レフカメラやミラーレスカメラを持っているだけの状態から、カメラのオートモードを卒業して自分で操作して活用していくための最初の方法を紹介しています。
この記事を読むことで、自分の持っているカメラを置いたままにせずに活用していく方法を知ることができます。
カメラの最初のステップは簡単操作ができる半オートモードがお勧めです。
オートモードだけでは自分が思ったような写真が撮れない
すべてをカメラ任せにするオートモードは便利ですが、無難な写真になりがちです。
そのためオートモードでしか撮影できない状況は「自分の思った写真が一眼レフカメラなら撮れると思っていたのに普通のデジカメのような写真しか撮れない」という状態が続き、こちらの記事でも紹介しているように一眼レフカメラが続かなくなる1つの原因になります。
かといっていきなりマニュアルモードに切り替えるのも難しい
オートモードでしか撮影できない状態から脱するには、当然ながら他のモードに切り替えていく必要がありますが、しかし初めてでオートモードからマニュアルモードにいきなり切り替えてしまうのは操作も難しくお勧めしません。
私も最初は「オートモードをやめるならマニュアルモードかな」と思っていきなりオートモードからマニュアルモードに変えて全然操作が分からず、結局オートモードに戻して…
で、また気合入れてマニュアルモードに切り替えてまた上手くいかなくて…
ということを繰り返して全く一眼レフカメラを使える気がしませんでした。
一眼レフやミラーレスカメラには一部だけマニュアル操作できる半オートモードがあります。
実は一眼レフカメラにはオートモードとマニュアルモードの間のような半オートモードがあるんです。このモードを撮りたい写真に合わせて使うようになると撮りたい写真にぐっと近づけるようになるので断然一眼レフカメラが楽しくなります!
半オートモードで簡単なカメラの知識から実践し始められます。
オートモードからいきなり半オートモードにして写真を撮りに外へ出かけても良いですが、完全オートモードでなくなる分、一眼レフカメラの知識が必要にはなってきます。
とはいえ、半オートモードならかなりの部分カメラに任せられるので、知識として理解をするためにそれぞれコントロールする要素が写真にどのような影響を与えるのか、またほかの要素との関係は覚えておきたいところです。
簡単なカメラの知識を勉強して半オートモードで実践しましょう。
カメラに取り込む光と光を受け取る強さ、それらの関係が写真の明るさに関係します。
写真の明るさはどうして決まってくるでしょうか?
単純に考えると写真の明るさはカメラに取り込む光とその光をどのくらいの感度で受けるかによって決まります。
カメラに取り込む光の量は絞りの値、カメラに光を取り込んでいる時間はシャッタースピード、そして光を受けとる感度はISO感度の値でそれぞれコントロールできます。
当然これらは写真の明るさに関係しあっているので、適切な写真の明るさを表現したいなら一つの値を変更したとき、そのほかの値にも気を配って必要であれば変更しなくてはならなくなります。
これをカメラにお任せして、絞りだけシャッタースピードだけに絞って自分で調節できるのが半オートモードです。
しかし、任せるといっても何も知らなくても良いというわけではないので(やはり応用が利かなくなってしまうので)絞り、シャッタースピード、ISO感度について知っておきましょう。
カメラの絞りは取り込む光量を調節します。
絞りは一眼レフカメラのレンズにある構造でレンズからカメラに入る光の量を、絞りを開け閉めすることで調節します。一眼レフではF値と主に表現され、数値が小さいほど開き、数値が大きいほど閉めることができます。
また、絞りはボケ具合に直接かかわってくる要素でF値が小さく絞りを開くほどボケが強くなります、そのためこのサイトでは絞りを大きく開いていくことになります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
カメラのシャッタースピードは光を取り込んでいる時間を調節します。
シャッターは一眼レフカメラの内部にある構造で、フィルムにあたる撮像素子という部品に光が当たらないようにしています。
写真を撮るときはこのシャッターが開き撮像素子に光が当たることで写真が撮れます。
シャッタースピードとはこのシャッターが開く時間のことです。
シャッタースピードが遅くなるほど取り込む光の量が増えます。反対にシャッタースピードが速くなるほど取り込む光の量が減少します。
同じ明るさの写真を撮るとき、ぼかし具合のために絞りを大きく開けばシャッタースピードを速くする必要があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
カメラのISO感度は取り込んだ光を受け取る強さを調節します。
ISO感度はカメラが入ってきた光を受け取る力、感度を表す数値です。
ISO感度が高くなるほど暗い場所でも少ない光で明るい写真が撮れるようになりますが、ISO感度を上げすぎると写真のノイズが強く出てしまいます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
半オートモードで背景をぼかした写真を撮ってみましょう。
カメラの勉強だけでなく、手に取り実践することも大事
絞り、シャッタースピード、ISO感度について知ったらオートモードを半オートモードに切り替えて写真を撮ってみましょう。
一眼レフカメラには他にも様々操作できることや覚えることがありますが、すべてを知ってから写真を撮りに行こうとするといつのことになるかわかりません。
始めは一眼レフやミラーレスの特色を活かせる、背景をぼかした写真を撮ってみることをお勧めします。
一眼レフカメラでどんな写真を撮ろうか迷う方もいると思います。
そんな時は背景をぼかした写真をおすすめしたいです。
背景をぼかした写真は、とても一眼レフカメラらしくスマホカメラやコンパクトデジカメではなかなか味わえない体験です。
また、写真の主題にピントを置くことになるのでカメラを始めたてでも伝えたい、見せたいものを写真に収めやすいと思います。
半オートモードを使うことで背景をぼかした写真を簡単にとることができます。
背景をぼかすためには絞りの値を小さくしていく必要があるのですが、そこで役に立つのが半オートモードの「絞り優先モード(絞り優先オート)」です。
私も初め、オートモードでしか撮影していないときは背景をぼかすのが難しいと感じていたのですが、絞り優先モードを覚えてからは背景をぼかした写真が簡単に撮れるので、楽しくて何度もシャッターを切りました。
絞り優先モードに切り替えて背景をぼかした写真を撮ることはこちらで詳しく解説しています。
まとめ、簡単な知識と簡単な操作で背景をぼかした写真を撮ってみることから始めてみよう。
一眼レフカメラを買ってもシャッターを押すだけではただの重いカメラだと思いませんか?
ですが解決法は高いカメラを買うことでも、高いレンズを買うことでもないと思います。
高そうなレンズや高級そうな機材を持っている人は目立つかもしれませんが。
このサイトでは写真の明るさの要素を覚えて背景をぼかした写真を撮ることを目的に解説しています。
背景ぼかしの写真が撮れれば楽しくなるし、写真の要素についての知識があれば全自動より操作を理解していきたくなっていくからです。このサイトが写真の趣味を楽しむ一歩になればいいと思っています。
一眼レフカメラをはじめて背景をぼかした写真を撮ってみてはどうでしょうか?
背景をぼかした写真を撮ることは適度に簡単で一眼レフカメラの特色も強く出るので始めたての目標にお勧めです。
その際、カメラに頼りきりになるのではなく写真の明るさに関する理解をしておくと良いです。
背景をぼかすため、当サイトでは絞り→シャッタースピード→ISO感度の順で紹介し次に背景をぼかした写真の撮り方を解説しています。
↑次記事はこちらです。ぼかしに重要な絞りの解説から始めます。