一眼レフカメラの露光時間とシャッタースピードの関係、写真への影響は?

背景ぼかした写真を撮る


一眼レフカメラの露光時間やシャッタースピードについて知りたいと思っていませんか?
実は一眼レフカメラの写真が暗かったり写真がぶれてしまうのは、シャッタースピードを見直すことが大事です。
この記事では一眼レフカメラの露光時間およびシャッタースピードとその影響について基本的なことを初心者でもわかりやすく解説します。

このサイトでは初心者が最初の目標として背景のボケた写真を撮ることを設定しています。
背景のボケた写真を目標に設定することで関係する知識も覚えやすくなります。

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一眼レフカメラのシャッタースピードとは


シャッタースピードを見ていく前に一眼レフカメラのシャッターはどんな役割なのか確認しましょう。
シャッターは一眼レフカメラの内部にある撮像素子またはイメージセンサーという部品にレンズから入ってきた光が当たらないようにさえぎっている部品です。
撮像素子はフィルムカメラでいうところのフィルムにあたる部品です。

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暗い部屋に小さな穴を開け、その穴を光がとおると壁に外の像が映し出されます。
昔はこの像を画家が写しとっていました。
その後フィルムに像を写し取れるようになっても時間がかかっていたので光を遮るのも手動で問題ありませんでした。

やがて写真を撮るのに時間がかからなくなり、カメラに取り込む光の正確な調整が必要となって普段はカメラに取り込む光を遮り正確な時間だけ空き光を通すシャッターが必要になりました。

シャッターボタンを押す(シャッターを切る)とこのシャッターが開きます。
一眼レフカメラはレンズの光が中のミラーで反射されてファインダーに光を送っているので、撮影時はこの光をカメラ内部に取り込むためにこのミラーも跳ね上がり、レンズからの光が撮像素子に届きます。

このシャッターが開いている時間のことをシャッタースピードと言います。
シャッタースピードが遅くシャッターが長く開いていれば、カメラに光が取り込まれ続けるので写真は明るくなります。
反対にシャッタースピードが速くシャッターが短い間しか開いていなければ、カメラに取り込まれる光の量が少なくなるので写真は暗くなります。

ここまでをまとめると
  • シャッタースピードが遅ければ写真は明るくなる。
  • シャッタースピードが速ければ写真は暗くなる。

一眼レフカメラの露光時間とシャッタースピード

露光時間とはレンズを通ってきた光が撮像素子やフィルムにあたっている時間のことです。
露光時間の間、撮像素子に光が当たり続けるので露光時間が長くなれば写真は明るくなります。
露光時間が長くなるほど動く被写体の動きがブレて写ります。
反対に露光時間が短くなるほど動く被写体でも時間が止まったようにブレなく写ります。

シャッタースピードと露光時間は厳密には同じではないですが、普通に一眼レフカメラを使っている場合シャッタースピードと露光時間がずれる条件はあまりないので同じと考えて良いでしょう。

ポイント
  • 露光時間中に動きがあると写真にぶれて写る。

シャッタースピードの調整

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シャッタースピードは秒数で表現します。
オートモードではシャッタースピードが児童になっているので、マニュアルモードもしくはシャッタースピード優先モードに切り替えて自分で変更できるようにします。

一眼レフカメラのダイヤルを回してシャッタースピードを調節します。

シャッタースピードが露光時間になるので、シャッタースピードが遅いと被写体の動きがブレて写ります。シャッタースピードが速ければ被写体の動きは時間を止めたように止まって写ります。

シャッタースピードを使った写真撮影の方法として意図的にぶれた写真や時間を止めたような写真を撮ることができます。
シャッタースピードはカメラが光を取り込んでいる時間をコントロールし、写真の明るさ、被写体のブレに関係します。

絞り、シャッタースピード、ISO感度の3つの数値で写真の明るさが決まるので、シャッタースピードが長いほど写真は明るくなります。
シャッタースピードを長くしたい場合、明るくしすぎないためには撮影環境によりますが基本的に絞りを絞る必要が出てきます。

意図しないブレが発生している場合はシャッタースピードを見直す必要があります。
シャッタースピードを速くすることでブレをなくしていくことができます。
もしシャッタースピードを速くできない場合は三脚を利用するなど対策をして撮影しましょう。

ここまでをまとめると
  • シャッタースピードを調節することで動きを写真に写したり時間が止まったように撮ることができる。
  • 写真のブレが意図しない場合、シャッタースピードを確認したほうが良い。

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まとめ

一眼レフカメラの撮像素子(イメージセンサー)の前にはシャッターがついており、シャッターをきるとこのシャッターが開き撮像素子に光が当たります。

カメラの露光時間とは撮像素子に光が当たっている時間のことで露光時間が長くなれば取り込む光が多くなり、写真が明るくなります。露光時間に動いたものは像がぶれて写ります。

シャッタースピードは秒であらわされ、露光時間をコントロールでき、絞りのF値とシャッタースピードの関係とISO感度の数値で写真の明るさが変わります。
シャッタースピードに集中して撮影したいなら、シャッタースピード優先モードという便利なモードがあります。

一眼レフカメラを簡単な目標から始めてみたい方は背景をぼかした写真から始めてみてはどうでしょうか?概要はこちらです。
一眼レフカメラとは?背景ぼかした写真を撮るための基本的な知識をまとめました。

↓次の記事はこちらです。

一眼レフカメラのISO感度について紹介します。絞り、シャッタースピード、ISO感度は写真の明るさを決める要素です。
ISO感度は基本オートでも問題ないですが、特殊な場合では手動で変更する必要があります。

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